アナログゲーム療育とは、主に発達障害のあるお子さんや成人の方を対象に、市販されているカードゲームやボードゲームを用いて、臨機応変なコミュニケーション力と人と関わる自信を身につけるための技法です。
アナログゲームは、1000種類以上もあり、まつばには約30種類のアナログゲームがあります。
なぜ、アナログゲームが療育に適しているか。
それは、
①幅広い発達段階に対応可能である。
②実施に熟練を要しない
③安全・安価・省スペースである。
という理由があります。
今回は
①今まであまりアナログゲームに触れてこなかった子どもたちにアナログゲームを知ってもらう事
②みんなで一緒に遊ぶ楽しさを知ってもらう事
このふたつを意識して取り組みました(*^。^*)
初めてゲームに触れる段階の子どもたちは、感覚的な刺激に興味を持っています。
そして刺激だけではなく「ルールの存在に気付く」というポイントをクリアしているのが
「マイファーストゲーム フィッシング」です。
このゲームは
・魚を釣り上げる「感触」
・磁石がくっついた「音」
・色とりどりの生き物の「色」
・釣竿の「動き」
などの感覚を刺激し、さいころと同じ色の魚を釣り、釣れると同じ色のプレゼントがもらえるというルールを兼ね備えたゲームです。
初めて遊んだ子供もさいころを転がす楽しさやキラキラの魚を釣ることが出来た時の喜びなどを感じ、一緒にルールも確認しながら遊びました(*^。^*)
バウンスオフというゲームは、ゲーム初心者の子どもには、ワンバウンドして枠の中に入れるという事から始めています。
ルールを理解出来る子どもにはカードと同じ形にピンポン玉を並べるようにワンバウンドで投げ入れます。
投げ入れるだけのゲームなので、入るのに躊躇している子にも「ちょっとやってみたいな」と思う事ができるゲームです。
また、最終的にはチーム戦で行うので、コミュニケーションを取り合いながらPLAYしていく練習もできます。
今回の活動では、初めて行う子も上手にワンバウンドして入れる事が出来ていました!(^^)!
まつば恒例UNO大会では、声を掛け合いながらお友達を誘い、大勢で盛り上がって楽しむ事が出来ました。
これからも、各々の成長に合わせながら、アナログゲームを日常の遊びの中に取り入れていきたいと思います。
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